アロマテラピーとは

 花の香り、フルーツの香り、森の香りなど植物の香りは、私たちの心や身体にさまざまに働きかけます。アロマテラピーは、これらの植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法のことをいいます。

 古くから人々は、ごく身近にあった植物を薬草として食べたり、塗ったり、香りを嗅いだりして、傷や病気を治すために利用してきました。それらの療法は世界中に広がり、受け継がれ、体系化されて現代医学のもとになっていますが、その中で特に香りに注目したのがアロマテラピーの源流です。

 アロマテラピーの第一人者であるドミニック・ボデュー氏によると、アロマテラピーは自然療法の一つにすぎず、決して最良の療法ではなく、現在医学を含めてお互いの良いところを補いながら治療を行うことが何より大切です。

 精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、美容や健康増進、リラクゼーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。

 「アロマテラピー」の定義や考え方は様々ありますが、一番大切なことは一日でも早く改善に向かうことだと思います。様々な知識や療法を使って少しでも改善に進むことの手助けができたら幸いです。